アスリートの立場にたったスポーツのケガの治療

スポーツ外傷とスポーツ障害の違い

スポーツ外傷とスポーツ障害の違いスポーツで起こる外傷と障害の違いとは、どういうものを指すのでしょうか。

スポーツ外傷とは、プレー中に外力が身体にかかることによって、組織が傷ついてしまった場合を言います。たとえば、転倒や衝突などによって起こる捻挫や打撲、骨折、肉離れ、靭帯損傷などのケガなどです。

それに対してスポーツ障害とは、スポーツにおいて過度の負担が積み重なり、痛みを主とした慢性的な症状が生じたものをいいます。軽い症状ではプレー中の痛みやプレー後の痛みで済みますが、重症になると日常生活にも支障をきたすようになります。

よって、初期段階で適切な処置を行うことがもっとも大切です。無理することを続けてしまうと長期間のスポーツ出来なくなってしまったり、手術を行う段階まで達してしまうと、 本来持つパフォーマンスが発揮出来なくもなってしまいますので、お早めの検査・治療をおすすめします。

ご相談の多い症状

スポーツ障害には、以下のようなものがあります。

使い過ぎによるもの

スポーツ障害は、継続的に動作が繰り返されるスポーツが原因の大多数を占めています。例を挙げると、野球肘やテニス肘、投球障害肩、シンスプリント、ジャンパーニーなどがあります。

オーバーロードによるもの

重量挙げをはじめ、繰り返しの頻度こそ少ないものの、一度にストレスが強くかかる運動でもスポーツ障害は起こりやすいです。どんなスポーツにも言えることですが、どんなに外傷や障害を防ぐ努力を行っていたとしても、スポーツ障害は発生するものです。

野球のケガ

野球のケガ

野球肩

原因と症状

投球動作が引き起こす多様な肩関節障害のことをまとめて野球肩と言います。ストレッチを怠ったり、オーバーユースによって負荷をかけ過ぎると起こりやすい症状です。じん帯や腱など、肩関節の周りの組織を損傷することで、痛みも発生します。

治療

基本的に、動作を行うことを中止して安静にすることが第一です。重症の場合は、抗炎症剤などで炎症を抑えながら、可動域を徐々に広げていく治療を行います。首、肩、腕に負担がかからないよう、出来るだけ仰向けの状態で、枕を使用せずに寝るようにして下さい。投球動作など痛みを感じる動作は、しばらくやめましょう。過度な練習を控え、ストレッチなどの準備運動をしっかりと行って下さい。

野球肘

原因と症状

球を投げる作業の際の負担が肘に伝わり、部分的に損傷や痛みが生じます。野球肘には、肘の内側、外側、後方それぞれが痛くなるタイプがあります。肘の内側の痛みや投球痛、腫れ、動きの制限、しびれなどが主な症状です。重症になると軟骨炎やはく離骨折、疲労骨折などが発生するので、お早めに治療されることをおすすめします。

治療

電気治療、マッサージなど、症状に合わせて、損傷している部分を修復させるための施術を行います。痛みを抑えるには、保冷剤で患部を冷却することが効果的です。また、悪化や再発を予防するために、フォームを改善する必要もあります。重い物を持ち上げたり、患部に負担のかかる動作は控えましょう。

インピンジメント症候群

原因と症状

肩の引っ掛かり症状を総じてこう呼びます。投球する動作のように腕を上げ、ひねりを行うと、肩甲骨や周りの組織などと腕の骨が衝突して、関節を包む膜や腱の炎症や損傷を引き起こします。

治療

電気治療、マッサージ、固定など、症状によって損傷している組織を修復させるための施術を行います。肩や腕に負担をかけてしまう恐れがあるため、痛い方を上にして横向きで寝るようにしましょう。投球アクションなど、痛みの出るような動きは控えて下さい。極力練習は控え、ストレッチや準備運動をしっかりと行いましょう。

腰部捻挫(腰痛)

原因と症状

骨盤や腰周辺の筋肉や関節が損傷すると、痛みが生じます。

治療

アイシング、電気治療、矯正治療、マッサージ、固定など、症状にあわせて施術いたします。痛みを増幅させないように、入浴を控えてシャワー程度にしてください。中腰、うつぶせ寝、あぐら、足を組む姿勢は行わないようにしましょう。運動そのものも、しばらく控えて下さい。

腱板損傷(けんばんそんしょう)

原因と症状

肩関節を安定させている腱板(けんばん)という組織の損傷です。棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの部分があり、そのうち最も痛めやすいのが棘上筋と棘下筋です。腱板損傷には、ケガをして損傷する場合と、加齢やオーバーユースによって徐々に摩耗して傷つく場合があります。肩を安定させる組織なので、損傷してしまうと肩関節の動きが著しく阻害されます。

治療

基本的には安静にすることが完治への近道です。施術では、電気治療、マッサージ、固定などを行います。この症状は個人差が大きく、経過をこまめに見ながら症状に合った施術を行います。痛みを増幅させないように入浴を控え、シャワー程度にして下さい。肩や腕に負担をかける恐れがあるので、痛い側を上にして横向きで寝るようにしましょう。また、腱板損傷は固定が重要です。指示があるまでは、固定を外さないでください。

腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)

原因と症状

骨盤の外側から太ももの外側を通り、スネの外側まで走行している腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)というじん帯があります。そのじん帯が太ももの骨の骨の出っ張り部分にこすれると、痛みが生じます。

治療

患部の痛みを引かせるための施術を行います。また、症状の原因である筋肉の緊張を緩和するために、電気治療やマッサージを状況に応じて行います。屈伸や過度な運動は控えましょう。また、患部を保冷剤などで冷却して下さい。冷却10分、安静20分を3セット繰り返します。走ることもしばらくの間は控えましょう。

背部挫傷(背中の肉離れ)

原因と症状

背中の筋をはじめとする周囲の組織に傷が付くと痛みが生じます。

治療

電気治療、マッサージ、固定など、症状に合わせて、損傷組織を回復させるための施術を行います。痛みを増幅させないように、入浴を控えてシャワー程度にして下さい。デスクワークなどの長時間のうつ向き姿勢はやめましょう。また、猫背にならないよう姿勢に気をつけてください。

打撲

原因と症状

体が強く打ちつけられた再、患部の毛細血管が皮下出血を起こすことで発生するのが打撲です。ごくありふれた症状の一つですが、頭や腹部に生じた場合は、脳内出血や内蔵破裂の危険があり、最悪命に関わることもあります。

治療

ほかのスポーツ障害と同様に、「RICE」<安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)>が基本的な処置となります。患部の冷却を15分おきに行います。症状の発生から4日ほどで、今度は患部を温めて
血行を促し、自然治癒を目指します。

指関節捻挫

原因と症状

指の関節を構成する組織が傷つくと痛みが生じます。

治療

電気治療、マッサージ、固定、リハビリなど、症状に合わせて、傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。痛みを増幅させないよう入浴を控え、シャワー程度にして下さい。指先に負担がかかるような動作は控えましょう。固定具を装着している場合は、患部を安静に保つために一定期間外さないようにしてください。

突き指

原因と症状

指先から根元にかけて縦に力が加わることで起こる捻挫の一種、それが突き指です。その構造上から、指は縦からかかる力に弱いため、少しの衝撃でも突き指が起こってしまいがちです。また突き指が起こると、指が手のひらに強く押し込まれ、指の骨全体がずれる恐れがあります。処置を怠ると、指の機能が完全に回復しなくなることもあるので、注意しましょう。

治療

突き指は俗に“引っ張るのが良い”と言われていますが、引っ張ると骨の脱臼や腱の炎症を引き起こす原因にもなるため、絶対に行ってはいけません。突き指を起こしたときは、「RICE」<安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)>の処置に沿って患部の冷却、固定を行います。また、骨折や腱の断裂を伴う恐れもあるので、お早めに診療を受けましょう。

ハンドボールのケガ

ハンドボールのケガ

ハンドボールでは、コンタクトプレーによる相手との接触が多いことから、障害よりも外傷を患う割合の方が多いようです。よくある傷害には、腰痛、足関節捻挫、ジャンパーニー、手指の外傷などが挙げられます。

腰痛症

腰部捻挫、打撲などで突然発症します。主な原因には以下のようなものがあります。

  1. スポーツの際に腰部に負担がかかることで、腰部椎骨を支え、各方向へ動かすための筋肉、筋膜、腱、じん帯などが部分的な損傷や痛みを起こします。
  2. これらの軟部組織の損傷によって、二次的に誘発される反射性筋痙攣や、過度なスポーツ活動の継続による筋疲労でも腰痛症は生じます。局所的な血行障害が起こり、ハムストリング(太ももの裏側の筋肉群)や腰仙筋(ようせんきん:腰の筋肉)に血液がいきにくくなり、疼痛を発生します。
  3. 腰仙部の軟部組織の小さな外傷や痛みが時間や日にちの経過につれて固まり、さらには筋弱化などが進行することで脊髄神経を刺激し、腰に痛みが生じやすくなります(2と3は慢性的に起こる原因不明の腰痛症と考えられます)。

一般的に、腰の部分の圧痛、運動痛、腰椎の運動制限が認められますが、神経学的な異常は確認できないものです。ただし、腰痛に関しては他領域の疾患が考えられるため、原因不明の症状に関しては注意が必要です。

脊柱、とくに腰を酷使するスポーツにおいては、正しい姿勢や動作を保つことが重要で、日常生活においてもその心がけが必要になってきます。

また、肥満は腰部に大きな負荷をもたらし、腰椎と骨盤のリズミカルな動きを制限して腰部障害をもたらす原因になります。ハムストリグスの拘縮も腰椎・骨盤リズムの不調を誘引し、代謝的に働く腰仙筋の疲れが加わって腰痛を引き起こします。よって、スポーツ活動でのハムストリングスのストレッチや腹筋群の筋力強化、肥満の防止などが重要な予防手段と言えるでしょう。

足関節捻挫

スポーツ外傷の中で最も多いケガの一つです。足の「内側ひねり」による内反捻挫と、足部の「外側ひねり」による外反捻挫があります。割合としては圧倒的に内反捻挫が多く、この場合は外側くるぶし周りのじん帯の損傷であり、対照的に外反捻挫は、内側くるぶし周囲のじん帯の損傷にあたります。 痛み、腫れ、運動痛などが症状として現れ、関節の可動域にも異常をきたします。

初期段階での治療には、RICE処置(安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation))が効果的です。また、痛みがなくなった段階からのリハビリ治療としてつま先立ち、かかと立ちなどによる筋力の強化が効果的ですが、これは同時に足関節捻挫の予防にもなります。関節がぐらぐらする場合は、手術を行うこともあります。

ジャンパーニー

主にジャンプ競技の選手や長距離走などの選手に見られる症状です。ランニングには通常の体重の2~3倍の負荷がかかり、それを太ももの前側の筋肉や膝蓋骨、膝蓋靭帯などが受け止めています。これらの部分が大きな力の繰り返しによって、じん帯が断裂したり炎症を起こしたりします。症状としては、膝の下あたりの不快感や痛み、腫れなどが挙げられます。

大体のケースは、運動をしばらく中止し、十分な休息によって回復することが多いです。また、大腿四頭筋の柔軟性を養うためにストレッチを採用し、太ももの後ろ側の筋肉とのバランスを考えた筋力の向上を行いましょう。

バスケットボールのケガ

バスケットボールのケガ

ぎっくり腰(軽度)

原因と症状

腰部の関節や筋の周囲の組織が傷つくと、痛みが生じます。

治療

電気治療、マッサージ、固定など、症状に合わせて傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。痛みを増幅させないため、入浴や飲酒、中腰、スクワット動作、階段の上り下りなどを控えてください。うつぶせ寝、あぐら、足を組む姿勢はやらないようにしましょう。

アキレス腱炎

原因と症状

アキレス腱炎には、3つのタイプがあります。1つは、アキレス腱そのものに細かい傷が付くタイプ。2つ目が、アキレス腱を包んでいるパラテノンという組織が痛みを引き起こしているタイプ。最後は、アキレス腱付着部が痛みを起こしているタイプです。

治療

電気治療、マッサージ、固定など、症状に合わせて傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。痛みを増幅させないため、入浴や飲酒、屈伸、踏み込み、ジャンプのアクションなどは控えるようにしましょう。痛みが落ち着いてきたら、アキレス腱を伸ばすストレッチを行ってください。

タナ障害

原因と症状

太ももの筋肉は、スネの骨に繋がっています。太ももの筋肉に何らかの負担がかかり、柔軟性がなくなると、膝蓋骨を太ももの骨に強く押し付けるようになります。そうすると、膝蓋骨と太ももの間にある滑膜ヒダというクッション部分が傷つき、痛みが生じ始めます。

治療

電気治療、マッサージ、固定など、症状に合わせて滑膜ヒダを修復させるための施術を行います。屈伸や、踏み込み、ジャンプ、激しい運動などはくれぐれも控えてください。また、早期回復のため、太もものストレッチをご自身で実施することをおすすめいたします。鋭い痛みが落ち着くまでは、スポーツを中止して安静にしましょう。

膝水腫(ひざの水)

原因と症状

膝関節の周囲にある滑液包と呼ばれる袋には、膝関節の動きを滑らかにするための液体が入っています。それが袋に溜まり過ぎると発生するのが膝水腫です。炎症が発生すると、それを抑える目的で膝に水が溜まります。膝を曲げると圧迫感が出るため、進行すると動きの制限が強くなり、痛みやだるさが増します。

治療

患部の冷却、電気治療、マッサージ、矯正治療、圧迫固定など、症状に合わせて膝の周りの炎症症状を引かせるための施術を致します。痛みを増幅させないために、入浴や飲酒、長距離の歩行、階段の上り下り、屈伸はなるべく控えて下さい。

突き指

原因と症状

指先から根元にかけて縦に力が加わることで起こる捻挫の一種、それが突き指です。その構造上から、指は縦からかかる力に弱いため、少しの衝撃でも起こってしまいがちです。また突き指が起こると、指が手のひらに強く押し込まれ、指の骨全体がずれる恐れがあります。処置を怠ると、指の機能が完全に回復しなくなることもあるので、注意しましょう。

治療

突き指は俗に“引っ張るのが良い”と言われていますが、引っ張ると骨の脱臼や腱の炎症を引き起こす原因にもなるため、絶対に行ってはいけません。突き指を起こしたときは、「RICE」<安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)>の処置に沿って患部の冷却、固定を行います。また、骨折や腱の断裂を伴う恐れもあるので、お早めに診療を受けましょう。

半月板損傷

原因と症状

半月板(はんげつばん)は、太ももとすねの骨の間にあり、骨同士がぶつからないためのクッション的な役割を果たしています。その半月板が、膝を捻ったまま着地するなど、主に横方向からの衝撃を受けた症状を半月板損傷と言い得ます。

治療

半月板損傷の治療は、保存療法が主流になりつつあります。テーピングや装具によって患部を固定して、数ヶ月にわたって自然治癒を促進します。痛みや腫れが見られる重い症状の場合は、外科手術を行うこともあります。手術に内視鏡が用いられるようになった昨今では、患者様にかかる負担も小さくなってきています。そのほか、軟骨の主成分であるヒアルロン酸を患部に直接注射する治療もあります。

オスグッド病

原因と症状

脛骨の膝側にある軟骨が剥がれて痛む疾患のことをオスグッド病と呼びます。主に走る、飛ぶなど、膝の屈伸を伴う運動を過度に行うことで生じます。オスグッド病になると、膝と脛に痛みを感じるようになります。脛骨は、成長期では軟骨の状態であるため剥がれやすいため、オスクッド病は成長期に起こるスポーツ障害とも言われます。

治療

成長と共に自然治癒する疾患であるため、患者の年齢によっては治療しない場合もあります。しかし、剥がれている骨が軟骨ではなく骨の場合は、外科手術で取り除く必要があります。手術でメスが入った筋肉は、手術前と比べて確実に衰えてしまうため、重度のオスクッド病になると選手生命にも関わってきます。膝と脛に強い痛みを感じたときは、お早めに治療を受けてください。

ジャンパーニー

原因と症状

ジャンパーニーは、ジャンプの動作を繰り返し行うことで生じる膝の炎症のこと。大きく分けると、膝蓋腱炎と大腿四頭筋腱付着部炎の2種類があります。ジャンパーニーになると、ジャンプの動作時に膝が痛むようになります。ジャンプを頻繁に行うことで膝に負担がかかり、腱が傷ついてしまうのが原因です。

治療

ジャンパーニーは、そのまま放置しておくと腱の断裂を招きます。そのため早いタイミングでの治療が重要になります。発症して初めの頃は患部を冷却し、痛みや炎症を抑えます。もし、ジャンプしたとき以外にも痛みを感じるようなら、スポーツそのものをせずに安静にします。腱が断裂した場合は、外科手術が必要になります。

サッカーのケガ

サッカーのケガ

腰痛症

原因と症状

腰や骨盤の関節の動きの悪化や、腰椎や椎間板、骨盤などの骨の形が変わることによって、腰痛、重だるさ、コリ、しびれなどが現れます。

腰痛症の治療

各症状それぞれに適切な治療を行います。療法は、電気治療、マッサージ、矯正治療。治療中は、スクワット動作、中腰、階段の上り下りなどを控えるようにしてください。また、うつぶせ寝、あぐら、足を組む姿勢は行わないようにご注意ください。1日30〜40分ほどのウォーキングを行い、適度な量の運動を行うことをおすすめします。

シンスプリント

原因と症状

シンスプリントは、すねの骨を包む膜が炎症のことです。特徴としては、すねの内側の下1/3くらいの場所に痛みが生じます。すねに沿って鈍い痛みが走ることから始まり、悪化すると痛みの程度や持続時間も長くなります。さらに症状が進行すると、疲労骨折の原因にもなります。また、筋肉がすねの骨を引っ張ってしまうことで痛みが生じるタイプも存在します。こちらの場合、すねの上部が痛みます。

シンスプリントの治療

痛みの元である炎症を引かせるための施術を行います。施術はアイシング、電気治療、矯正治療、マッサージ、固定など、症状にあわせて行います。患部を保冷剤などで冷やし、冷却10分、休憩20分を1日3セットずつ行い、つま先立ちになるような動作は控え、アキレス腱を伸ばすストレッチを行って下さい。また、硬い路面を避け、なるべくクッション性の高い靴で走行しましょう。

ジャンパーニー(膝蓋じん帯炎)

原因と症状

膝蓋骨の下にある膝蓋靭帯(しつがいじんたい)に痛みが生じると、ジャンパーニーの疑いがあります。膝蓋じん帯と太ももの筋肉とは連結しているので、太ももの筋肉を使用したり、屈伸、踏み込み、ジャンプ動作などを行うと、膝蓋じん帯に負担が集中して、痛みが生じます。名前の由来は、ジャンプをするスポーツに多い症状であることから。膝蓋骨の上に痛みが出るタイプもあります。

治療

電気治療、マッサージ、固定などで炎症による痛みを引かせて、損傷しているじん帯を修復させるための施術を行います。

梨状筋症候群

原因と症状

坐骨神経(ざこつしんけい)が、おしりの筋肉(梨状筋:りじょうきん)に圧迫されることにより、腰と足にしびれや痛みを生じさせます。

治療

経過を見るため、2週間はなるべく毎日通院されることをおすすめします。その後は経過に合わせて、しびれの原因である神経を圧迫している筋肉をほぐす施術を行います。しびれの症状には個人差があり、落ち着くまで長期を要する場合があります。痛む部分に負担をかけないように、がに股歩きを控えるようにしてください。また、中腰、スクワット動作、階段の上り下りなども控えてください。うつぶせ寝、あぐら、足を組む姿勢はやらないようにご注意ください。

半月板損傷

原因と症状

半月板(はんげつばん)は、太ももとすねの骨の間にあり、骨同士がぶつからないためのクッション的な役割を果たしています。そのクッションを損傷すると、歩行や踏み込み、方向転換、しゃがみ、ジャンプなど、あらゆる膝の動きに支障をきたします。

治療

発症して2週間ほどはなるべく毎日ご通院ください。その後は経過に沿って、半月板を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など、症状に基づいた施術を致します。痛みや炎症が悪化しないように、入浴は抑えてシャワー程度にして下さい。飲酒も厳禁です。屈伸、踏み込み、階段の上り下り動作のほか、運動もしばらくは控えて下さい。

肉離れ

原因と症状

脚の筋肉が筋力に耐え切れず、断裂を起こすことで発生するのが肉離れです。主な症状としては、膝の曲げ伸ばしや歩行の際に生じる痛みが挙げられます。重症になると、自力での歩行が困難になるほどに強烈な痛みに襲われます。また肉離れは、完治しても再発しやすい傾向にあります。

治療

肉離れには、早急な治療が必要です。痛みが引くまでの間は、安静、冷却、圧迫、挙上といった処置(RICE処置)を行います。痛みが和らいできたら、今度は温熱療法や電気治療などにシフトします。症状が出ている間の運動は厳禁です。スポーツ障害の中でも長引きやすい傾向にある肉離れですが、無理をすると慢性化する危険性があります。慢性的に肉離れが起こるようになると、選手生命にも大きく関わってきますので、無理のない範囲でのじっくりとした治療が重要となります。

じん帯損傷

原因と症状

関節で骨と骨を結びつけている器官がじん帯です。これが、脱臼などによって骨と骨が引き離されてしまうと、骨を繋いでいるじん帯も強く引っ張られることになり、伸びてしまいます。さらに、必要以上に引っ張られると、じん帯が切れてしまうこともあります。じん帯損傷は、肘と膝にある側副じん帯や、十字靱帯で起こるケースが非常に多いです。主な症状に、患部の違和感や、運動能力の低下などがあります。関節には神経がないため痛みはありません。

治療

じん帯損傷の治療には、外科的手術が必要となります。一般的には、代用のきく部位から腱を切除し、患部へと自家移植する方法で手術が行われます。また
術後は、患部周りの筋肉を回復させる目的で、リハビリを行う必要があります。

足首の捻挫

原因と症状

手首や足首が関節の可動する領域を超えて捻れたとき、捻挫は発生します。捻挫になると、じん帯が炎症を起こして痛みが生じます。また、痛みだけでなく、関節の機能低下も併発されます。捻挫が起こる原因、それは体重です。手首や足首は、自分の体重をある程度支えることができますが、関節が開いている状態で体重を掛けると、可動域を超えて捻れ、捻挫が起きてしまうのです。

治療

「RICE」<安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)>に基づいて患部を冷却。さらにはテーピングなどで患部を固定し、完全に治癒するまで関節への負担を抑制します。また捻挫は、自己流のフォームが原因で起こってしまうことが多いため、負担のかからない正しいフォームを身につけることが重要になります。

アキレス腱損傷・断裂

原因と症状

アキレス腱炎には、大きく分けて3つのタイプがあります。1つは、アキレス腱自体が微細な損傷を起こしたタイプ。2つ目は、アキレス腱を包んでいるパラテノンという組織が炎症を起こしたタイプ。そして3つ目は、アキレス腱に付着している部分が炎症を起こしたタイプです。

アキレス腱は、ふくらはぎから踵にある腱のことで、足首から先を動かす役割があります。アキレス腱断裂は、急激な伸縮でアキレス腱に強い負荷がかかり、断裂してしまう症状です。アキレス腱が断裂してしまった際は、足先を足首側に曲げることは出来ても、爪先立ちを行うことが不可能になります。また、断裂した瞬間と、患部を触ったときなどに、強く痛みを感じます。

治療

これまでは外科手術が主流でしたが、患部を固定する保存療法も最近では行われています。外科手術と保存療法では、完治するまでの期間に変わりが無いため、保存療法を勧められるケースが多くなっています。治療後1週間程度でリハビリを始め、スムーズにいけば半年ほどで完治することがほとんどです。痛みを増幅させないためにも、入浴は控えてシャワー程度にして下さい。飲酒も厳禁です。屈伸や踏み込み、ジャンプ動作は控えて下さい。強い痛みが落ち着いたら、アキレス腱を伸ばすストレッチを行って下さい。

トリガーポイント

トリガーポイントの考え方

トリガーとは、「引き金」という意味。転じてトリガーポイントは「痛みを他の場所に飛ばしている部位」のことを指します。そのため、別名:発痛点(はっつうてん)とも呼称されています。

トリガーポイントとは、身体のあちこちに見られる硬いしこりや、押すとジーンとした痛みを発するポイントです。慢性的な痛みを持つ方はご存知の方も多いと思います。

通常は、痛みを感じる部分と痛みの原因はイコールであることが多いのですが、筋肉や内臓の痛みとなると少し事情が違っています。と言うのも、筋肉や内臓は「痛みを感じる部分」と「痛みの原因」が一致していないケースが多いのです。

トリガーポイントは単なる「ツボ」ではありません。トリガーポイントとツボ(経穴)は、その8割近くが一致していると言われています。おそらく先人はツボ=経穴と見なし、トリガーポイントが出来やすい箇所を治療していったと考えられます。

トリガーポイントには、以下のような特徴的な現象があります

  • トリガーポイントを強く刺激すると関連痛が再現される。
  • トリガーポイントを圧迫すると症状が再現する。
  • 発汗や鳥肌を起こすなどの自律神経反応を引き起こす事がある。
  • トリガーポイントの圧痛は索状硬結上※1に限局して現れる。

※1・・・首や肩、背中や腰、お尻などの筋肉は、疲労や血行不良などが継続するとロープ状に強く緊張して硬いこわばりができます。これが「索状硬結」です。

この索状硬結において、痛みを発する箇所や大きさは数ミリ~数センチと様々あり、進行するとその部分が痛むだけでなく、それ以外の場所に痛みを飛ばす性質があります。この痛みの発生する部分、しこり状のポイントがいわゆる「トリガーポイント」です。

トリガーポイントが発生する要因はいかのような理由が考えられます

  • 過剰なスポーツ、仕事
  • 自律神経の乱れ
  • 動作の反復
  • 同じ姿勢の継続
  • ストレス
  • 血行不良、血流の低下

痛みやしびれ、筋力低下などを引き起こす可能性

トリガーポイントには、虚血圧迫という手法や鍼治療が一番効果があるとされており、これらの手技治療は「トリガーポイントブロック」という麻酔注射による治療以上に効果がある、というデータがあります。

複数の腰痛患者に対し、トリガーポイント注射の有効性を調べたRCT(ランダム化比較試験)の結果では、疼痛の改善率は鍼治療群や冷却スプレー+虚血圧迫群より、トリガーポイント注射(局所麻酔剤・局所麻酔剤+ステロイド)の方が低いことが分かっています。(情報元:http://1.usa.gov/nTBSuI

トリガーポイントの主な特徴

  • 強めの圧を与えた場合
    トリガーポイントを刺激すると、体の奥底にズーンと響く強い痛みを感じます。
  • 適度な圧を加えた場合
    「心地よい気分」「体が温まり眠くなる」「ツボを押された感じ」etc…トリガーポイントに適度な圧を加えると、普段感じていた辛い痛みが再現されることがあります。この場合、個人差がありますが、トリガーポイントがその辛い痛みを引き起こしていた可能性が高いです。

トリガーポイントの改善方法

手技・ストレッチなどの施術で筋肉を緩和させ、血行を良好にすることでトリガーポイント起因の痛みを緩和します。

痛みの原因にあたる箇所だけでなく、その周囲や全身に対して施術を行うこともあります。患部や全身の筋肉が和らぎ、血流が良くなると共に、痛みやしびれといった症状が改善していきます。

状態に合った施術や治療によって一時的に痛みを減らすだけでも、痛みの回復に役立つことが疼痛理論上分かっています。

そして、トリガーポイントで発生している筋筋膜性の痛みは、筋肉の緊張を緩和することで良好になり、狭窄症やヘルニアなどの手術を行わずに痛みを改善することが可能です。

治療方法について

ハイボルテージ特殊治療

ハイボルテージとは、3〜5回継続して治療した方の実に90%以上の方が効果的だと実感した最新機器です。痛みの原因である最深部から治療するので、驚きのスピードで快方へ向かいます。このハイボルテージ治療は、高圧電流を用いる鎮痛効果の高い治療法として知られており、最近では国内でも利用されるようになりました。

電気治療によって皮膚の抵抗が低く、ビリビリ感が非常に少ないので、電気が苦手な方でも比較的安心して治療を受けて頂けるのがハイボルテージの特徴です。また、従来の電気治療に比較すると痛みを短時間で軽減できるので、その場で効果が求められるトップアスリートの活躍する現場で用いられる機会がとても多いのです。

このハイボルテージとトリーガーポイント療法、超音波療法などを駆使することで、さらに治療効果の高い療法となります!

ハイボルテージトリガーハンド療法

スポーツをする方に多い痛みの引き金=トリガーポイントを除去する治療法です。トリガーポイントとは、スポーツなどを繰り返し行うことによって筋肉の疲労部分の奥深くに出来る、凝り固まった部分を指します。大きさは患者様によって差があり、小さいものでは数ミリ、大きいものでは数センチに上ります。

治療を行わないまま痛みが進行すると、その部分の痛みだけでなく、周りの箇所にも痛み出してしまう原因になります。トリガーポイントは決して珍しいものではなく、誰の体にも存在するものなのです。

超音波療法

この超音波療法は、手技では限界のある体の奥深くにエネルギーを到達させ、傷ついた組織を治療することが出来ます。また、手技によるマッサージの数倍もの圧力を深部に直接与えることも可能です。

ハイボルテージと超音波のコンビネーションで、さらに効果の高い治療が実現出来ます。

マイクロカレント療法(微弱電流療法)

マイクロカレントは“治療の促進”を目的に、数十マイクロアンペアの弱い電流を身体に流し、組織の修復を図る際に生じる微弱電流の働きを補い、組織の修復を促すという治療です。

身体にケガをすると、その周囲に微弱な電流が集まりケガの修復を促します。その微弱電流と類似した電流を流すことで、その働きを補う療法がマイクロカレント療法です。治癒の促進を目的としたケガの治療なので、プロサッカー、プロ野球、オリンピックなど、数多くのスポーツ分野で使用されています。

こんな方にオススメ

  • 症状がなかなか良くならない方
  • いくつもの院で治療を受けたものの、症状の改善が見られない方
  • 日頃からなかなか通院出来ない方
  • 良質な治療を受けて症状を早く治したい方
  • 痛みを根っこから治療して楽になりたい方

スポーツ外傷:保険適用となる症状

★ スポーツ外傷(骨折・捻挫・脱臼・挫傷などの急性のケガ)は保険が適用できます。
★ 当院の治療では特別な電療器・テーピングの使用・関連部位への手技(保険外施術300円)を患者様の同意の上、行っております。必要の無い方は、事前に申し付け下さい。
★ 施術内容により料金は異なります。あくまで目安の費用です。

1割負担の方

部位 治療費
1部位 初回:240円 / 2回目:90円 / 3回目:60円
2部位 初回:320円 / 2回目:150円 / 3回目:120円
3部位 初回:400円 / 2回目:190円 / 3回目:160円

 

2割負担の方

部位 治療費
1部位 初回:470円 / 2回目:190円 / 3回目:120円
2部位 初回:640円 / 2回目:310円 / 3回目:240円
3部位 初回:800円 / 2回目:380円 / 3回目:320円

 

3割負担の方

部位 治療費
1部位 初回:710円 / 2回目:280円 / 3回目:180円
2部位 初回:960円 / 2回目:460円 / 3回目:370円
3部位 初回:1200円 / 2回目:570円 / 3回目:480円

スポーツ障害:保険適用外となる症状

★ スポーツ障害(筋肉疲労・野球肩・テニス肘などの慢性的なケガ)は保険が適用外となります。
★ 施術内容により料金は異なります。あくまで目安の費用です。

身体のメンテナンス・ケガの予防に

部位 施術費(税込)
スポーツマッサージ 1,200円〜
スポーツストレッチ 1,200円〜
スポーツスマッサージ&ストレッチ調整 2,400円(20分)
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花巻やぎ整骨院

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